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建築設備士資格試験

建築設備士は独学で合格できる?合格までの勉強方法と体験談

建築設備士

こんにちは、設備の南です。

本記事では、私が独学で建築設備士に合格した道のりを、勉強方法・勉強時間・使った教材・失敗と改善点を含めて具体的に解説します。

建築設備士の第一次試験及び第二次試験の勉強方法についてはこちらの記事で解説します。

建築設備士【第一次試験】を独学で合格する方法

建築設備士【第二次試験~必須問題編~】を独学で合格する方法

建築設備士【第二次試験~選択問題編~】を独学で合格する方法

要点(この記事でわかること)

  • 建築設備士は独学でも合格可能かどうか
  • 勉強スケジュールと時間の目安
  • 実際に使用した教材とおすすめの使い方
  • 1回目に失敗した原因
  • 2回目で改善した勉強方法

合格までの全体図

私が建築設備士に合格するまでの全体図をまずご紹介します。

  • 令和2年度(1回目)
    第一次試験:合格
    第二次試験:不合格(B判定)
  • 令和3年度(2回目)
    第一次試験:免除(前年合格のため)
    第二次試験:合格

2回受験し、どちらとも第二次試験受験準備講習会は受講しましたが、資格学校などの講習会を受けるなどはせず、基本は独学で勉強しました。

1回目の勉強方法と反省点

情報収集

第一次試験を受けるにあたりまず勉強方法について情報収集をしました。

その結果

  • 第一次試験は過去問題集を使って独学でいける
  • 最新版の過去問題集と法令集は絶対に購入
  • 過去問題集は3周すればほぼ大丈夫
  • 3月か4月ぐらいから勉強開始すれば大丈夫

のような情報を確認しました。

勉強開始~第一次試験前

使用教材

勉強開始にあたり、まず最新版の過去問題集と法令集を購入しました。

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勉強方法

過去問題集を使い勉強を開始したのは、3月末(ほぼ4月でした)になってからでした。

過去問題集は重く持ち運びが不便なため、年度・科目ごとに裁断し、通勤中(往復100分ほど)に勉強をしました。

1周目はわからないことが多く非常に苦労しましたが、わからないところは帰宅後にネットで調べて理解を深めました。

過去問題集は3周やることとしていましたが、

  • 1周目:3月末~5月上旬
  • 2周目:5月上旬~6月上旬
  • 3周目:6月上旬~受験日(令和2年は6/21)までに完了できず

と3周目途中までしかできませんでした。

法令集については、GW期間中にインデックス貼りなど(法令集作り)を開始しました。

以降は6月上旬まで法令集を早く正確に引けるようにするため、土日に過去問題集を使った練習とインデックスやマーカーの追加を適宜行っていました。

反省点

3月早々に勉強を始めておけば、もう少し余裕をもって勉強ができたと思います。

法令集は、作り込みが面倒です。

また、重い上に過去問題集の様に裁断ができないため、持ち運びが不便であり、結果、家でしか法令集を使った学習ができません。

そのため、時間確保が難しいことから、4月の土日を使うなどして、早めに対応した方がよいと思います。

第一次試験受験直後

受験後、会場を出ると資格学校の人が自己採点サービスのビラ配りをしており、有名資格学校2校の自己採点サービスを利用しました。

1校は当日に採点結果の得点がメールで届きました。結果は以下のとおりでした。

  • 建築一般知識
    16点(27点満点 正解率59%)
  • 建築法規
    17点(18点満点 正解率94%)
  • 建築設備
    47点(60点満点 正解率78%)
  • 合計
    80点(105点満点 正解率76%)

採点結果で80点を確認し、仮に自己採点サービスの結果が間違っていても合格ラインの70点前後を割ることはないだろうと考え、すぐに第二次試験受験準備講習会に申し込みをしました。

他の記事でも書いていますが、この講習会は定員数制限があるため急いで申し込む必要があります

第一次試験当日に自己採点サービスで点数確認し、すぐに申し込みましたが7月下旬の講習会しか申し込みできませんでした。

これは、第一次試験受験日よりも前から申込が開始されており、第一次試験免除の方が開始後に申し込むことからであり、早い日程の講習会が早々に満員になっていきます。

講習会は8月上旬までありますが、講習会のテキストを使った学習期間をできる限り長くするためにも、7月の講習会受講をおすすめします。

第一次試験翌日~講習会前

第二次試験の勉強方法などの情報収集から始めました。

「建築設備士 独学」などで検索し

  • 講習会テキストの解答例丸暗記でいける
  • 採点基準不明だから資格学校などで添削受けた方がよい
  • 採点基準不明だがとりあえず全ての問題を解答した方がよい

などの情報を確認しました。

資格学校などは、私にとっては高額なため、即選択肢から即除外しました。

講習会のテキストを入手しなければどうにもならないなと思い、講習会までは何もせずに過ごしました。

この判断が間違いでしたが、初めて第二次試験を受ける場合、テキストを入手しないと何もわからないです。

講習会後~第二次試験前

勉強方法(誤った方法)

講習会で入手したテキストは、重いため、過去問題集と同じように裁断し、通勤中に勉強しました。

第二次試験は、必須問題(記述)と選択問題(計算・製図)で構成されています。

選択問題は、計算が楽そうだと思った「空調・換気設備」を選び、勉強をしました。

製図は、空調・換気設備の系統図(選択)と電気設備の平面図(共通)が難しいなと当時は思いました。

収集した情報を参考に、必須問題はテキストの解答例をひたすら暗記しました。

選択問題は、テキスト記載の問題を少しする程度だったと思います。

この勉強方法は、私にとっては完全に間違っていました。

丸暗記の対応だけでは、必須問題、選択問題ともに理解が足りず、テキストに記載がないことには全く対応できないです。

初めての第二次試験は、間違った勉強しかせず挑むことになりました。

ちなみに令和2年度から試験方法が変わっており、「どのような問題が出るのかわからないが」と講習会の講師の方も言っていました。

第二次試験とその結果

初めての第二次試験は、5時間半の試験時間があっという間に過ぎました。

お昼をまたぐ試験なので、軽食を用意しましたが、食べてる余裕なんてありませんでした。

当たり前ですが、手応えは全くなかったです。

結果は、B判定で不合格でした。

敗因としては

  • テキストの解答例丸暗記で設備の計画・設計を本質的に理解していない
  • テキストに記載のない課題建築物に関連する設備を検討していない
  • 製図に対する理解の浅さと練習不足

です。

受験後にネットを検索すると「難しかった」「これまでと変わらず丸暗記でいけた」と様々な意見がありました。

ただ、個人的には上記敗因のとおりテキスト内容丸暗記では絶対無理だと思います。

2回目の勉強方法と改善ポイント

1回目不合格の反省を踏まえた改善ポイント

不合格の反省を踏まえて以下の改善を意識し勉強を行いました。

  • 自分の言葉で説明できるレベルまで理解する。
    個人的には丸暗記では対応できないため、設備設計の概念を理解、説明できることを目標とした。
  • 試験課題の建築物に関連する設備や課題を想定し、設計ポイントを検討し整理した資料を作成する。
    作成した資料は、日々の学習(通勤中など)で使用して覚える。
    ※第二次試験は時間との勝負でもあるため、答えを早く思い出すために覚えることも重要
  • 製図を繰り返し練習する。
    疑問点は参考書や職場の図面などで確認する。
    練習では、実際に使用する筆記用具(ペン、スケール等)を用いて行い、時間を確認しながら、フリーハンドでも書いてみる。

上記を意識した勉強にあたり、テキストだけでは心もとないため、以下の参考書を購入しました。

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これらの参考書は、基本をおさえているため、個人的には、試験勉強中の拠り所としてだけではなく、試験後もちょっとした確認などに使える参考書だと思います。

1回目不合格後~2回目申込

1回目不合格から2回目受験申込の間は特に建築設備士の勉強はしていませんでしたが、令和3年3月に消防設備士甲種1類の勉強をしていました。

この甲種1類の勉強は、消防設備と給排水衛生設備の勉強に役立ったと思います。

講習会~第二次試験前

まずは、講習会を受付開始後すぐに一番早い日程で申し込みをしました。

講習会でテキストを入手後、試験勉強を始めました。

先ほど記載のとおり。昨年度の反省から試験勉強は、自分の言葉で人に説明できるぐらいに理解することを意識して

  • テキストの内容確認
    予想される課題建築物・建築設備の内容確認
  • テキストに記載はないが課題に関係しそうな設備を確認
  • 上記確認内容を基に自分の計画・設計を整理、勉強用の資料を作成
  • 製図にあたり理解が浅い設備の勉強と製図の練習

をしました。

勉強時間は、

  • 平日は通勤中(往復100分)と帰宅後1時間
  • 土日祝日は1~3時間
  • 受験日前に数日有休を使い最後の追い込み

です。

選択問題は、1回目は「空調・換気設備」でしたが、2回目は「給排水衛生設備」を第一候補としました。

もし当日の問題が難しそうなら「空調・換気設備」を第二候補で受験するとして、「給排水衛生設備」をメインに勉強をしました。

勉強方法の詳細は下記の記事で紹介しています。

建築設備士【第二次試験~必須問題編~】を独学で合格する方法

建築設備士【第二次試験~選択問題編~】を独学で合格する方法

第二次試験とその結果

選択問題は、「給排水衛生設備」を選択しました。

個人的な手応えとしては、

  • 必須問題
    電気設備関係の問題で怪しいところもありましたが、何とか全問記入
    電気設備関係の問題以外で、明らかに間違えた問題が1問
  • 選択問題
    共通問題の給排水衛生設備の配管図でケアレスミスをしましたが、それ以外はできた
    (製図は直定規とテンプレートを使用しましたが、時間が足りずフリーハンドで描いたところもあります)

でした。

受験後は、たぶん大丈夫だと思うが不合格の可能性もあるかもといった感じでした。

結果としては、無事A判定で合格することができました。

独学方法のまとめ

使用した教材と使い方

1.過去問題集

  • 持ち運びし易いように年度、科目毎に裁断を行う。
  • 1周目は解けない問題をチェックし、後で確認を行う。
  • 2周目で理解を深めて、3周目は最終確認とスピード強化を意識する。

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2.法令集

  • 4月中か遅くともGWまでにインデックス貼りを完了させる。
  • 法令集を引く練習を必ず行いスピードを上げる。
    建築法規は、満点が狙えるため得点源として期待できる。

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3.第二次試験用参考書

  • 建築設備の概要(種類、役割)を理解する。
  • 建築設備の設計(設置基準、関係法令)を理解する。
  • 課題建築物に関連する設備を想定して、設計方法等を調べる。
  • 消防設備士甲種第一類の資格勉強をする。(余裕がある場合のみ)

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なお、参考書以外にも

  • 設備メーカーの技術資料
  • 国、自治体の標準仕様書等
  • 各設備に関連する団体等で公開されている資料

も利用しました。

4.第二次試験製図

  • テキスト内の図面や職場にある図面を参考に確認をする。
  • 試験に使用するペンやスケールなどを使い、製図の練習を繰り返す。
    その際、時間がどの程度かかるのかを意識する。

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製図ペン(太字と細字)も購入していましたが、試験の際に使い分ける余裕も時間もなく、実際に使用することはありませんでした。

製図練習をしてみて、余裕があったり、欲しいと思う場合は購入する、ぐらいでよいと思います。

最後に

建築設備士の受験は「合格すること」自体も価値がありますが、本当の目的は建築設備の理解を深め業務に活かすことだと考えています。

私は1回目の失敗を経て、理解を深める学習に変えたことで合格だけでなく、その後の実務にも良い影響が出ました。

この記事が独学で挑戦する方の参考になれば幸いです。


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