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建築設備士資格試験

建築設備士【第一次試験】を独学で合格する方法

建築設備士

こんにちは、設備の南です。

この記事では、建築設備士を独学且つなるべくお金をかけずに取得するための勉強方法について自身の経験を基に紹介します。

今回は、第一次試験の勉強方法について紹介します。

第二次試験の対策は以下の記事で紹介しています。

建築設備士【第二次試験~必須問題編~】を独学で合格する方法

建築設備士【第二次試験~選択問題編~】を独学で合格する方法

私の建築設備士取得までの道のりは以下の記事で紹介しています。

建築設備士を独学で合格した道のりを紹介

第一次試験の概要

勉強方法の紹介の前に、第一次試験の概要についてお話します。

第一次試験は四肢択一式で

  • 建築一般知識、建築法規(制限時間2時間半)
  • 建築設備(制限時間3時間)

の学科試験を午前と午後に実施します。

令和5年度の合格基準は以下のとおりです。

各科目50%以上且つ総合70点が一つの目安です。

  • 建築一般知識(満点27点、合格ライン13点以上)
  • 建築法規(満点18点、合格ライン9点以上)
  • 建築設備(満点60点、合格ライン30点以上)
  • 総合(満点105点、合格ライン70点以上)

令和2年度に試験方法が変更となり、105点満点となりました。

105点満点になって以降、総合70点以上で合格の年がほとんどですが、令和4年は総合72点以上、令和2年は総合67点以上で合格となっています。

その年の全体の点数が高い場合は合格ラインが引き上げられる可能性もあります。

そのため、70点ギリギリではなく70+αを目指すと安心です。

第一次試験の勉強方法

次に第一次試験の勉強方法について科目ごとにお話します。

まず、建築一般知識及び建築設備の勉強方法は、過去問題集を3周(最低でも2周)解くです。

使う過去問題集は、建築設備士学科問題解説集(日建学院建築設備士教材研究会)です。

こちらの過去問題集は、過去5年分の問題と各問題の解説が載っています。

過去問題集は、例年2月中旬に最新版が発売されますので、そちらをご購入ください。

建築設備士 学科問題解説集 令和7年度版 [ 日建学院建築設備士教材研究会 ]

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過去問題集は非常に大きく携帯には不便です。

通勤中の電車の中など隙間時間を見つけて勉強される方は、各科目及び各年度で過去問題集を裁断されることをおすすめします。

私自身も各科目及び各年度で裁断し、通勤中の電車の中で勉強しました。

裁断した問題集の背表紙にはメンディングテープを使用しました。

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1周目は、わからない問題が多く、かなり時間がかかります。

しかし、わからない問題はすぐに諦めて解説を確認してどんどん先に進むといいです。

解説を読んでもわからない場合、インターネットで検索するか参考書で勉強します。

おすすめの参考書は、「初学者の建築講座 建築設備」と「消防設備アタック講座 上下巻」です。

初学者の建築講座 建築設備(第五版) [ 大塚雅之 ]

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2周目は、1周目で覚えたことを間違えずに解答できるか確認していき、解けなかった箇所はチェックを入れ、時間を置いて再度確認し、覚えていきます。

3周目は、最終確認という感じです。
(私は勉強時間が足りず、3周目は完了しませんでした)

次に建築法規の勉強方法は、過去問題集を解きながら建築設備関係法令集のインデックス貼り、アンダーライン引きなどをし、該当ページを素早く開く練習をすることです。

建築法規の試験では、建築設備関係法令集の持ち込みが認められています。

必ず最新版の建築設備関係法令集を購入してください。

建築法規は、練習をすればほぼ満点を狙うことができます。

配点は18点と少ないですが、70+αを狙う上で重要な得点源となります。

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法令集には、インデックスが付属されていますので、まずそれらを貼ります。

その後は、過去問題集を解きながら

  • 追加でインデックスを貼る
  • キーワードになる部分にアンダーラインやマークを引く
  • 掲載ページの書込み

をやっていきます。

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なお、以下を満足する法令集でなければ退場となりますので、ご注意ください。

  • 条文等の順序の入替及び関連条文等の挿入を行っていないこと(条文等の省略は認められる)。
  • 次に掲げる簡単な書込み及び印刷以外に解説等を付していないこと。
    イ.目次、見出し及び関連法令・条文等の指示
     (法令、章、節、条等の名称、番号及び掲載ページを限度とする)
    ロ.改正年月日
    ハ.アンダーライン
試験会場に持ち込める法令集の条件は「建築設備士試験受験総合案内書」に記載されているので必ずご確認ください。

1周目は、問題と解答を確認しながら法令集の作りこみがメインになると思います。

作り込みの際、過去5年間での類似問題や範囲の傾向、関係法令を意識することで法規自体の勉強にもなり、勉強効率が上がると思います。

2周目は、法令集を使い過去問題集を解いていきます。

ここでは、解答率及び解答速度を上げるために関係法令集への追加書込みや法令集記載場所及び法令自体の暗記を意識するとよいと思います。

3周目は、2周したことによる実力の最終確認的な位置付けで実施するといいと思います。

最後に

この記事では、建築設備士の第一次試験対策について紹介しました。

第一次試験対策は、ネットで検索すると紹介されている方が他にも多くいるため、それほど問題なく独学で対応ができるかと思います。

一方、第二次試験対策は、紹介されている方が非常に少ないです。そのため、私も建築設備士の勉強をしていた際、その対策に最も苦労しました。

第二次試験対策については、以下の記事で解説しています。

建築設備士【第二次試験~必須問題編~】を独学で合格する方法

建築設備士【第二次試験~選択問題編~】を独学で合格する方法

また、私が建築設備士に合格した時の道のりを以下の記事で紹介しています。

建築設備士を独学で合格した道のりを紹介

お時間がある時にお読みいただけると幸いです。


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